にしゆうブログ

広島在住の普通の会社員です。本、映画、使った商品などを紹介してます。

最高の体調 鈴木祐

初めまして、condomです。

 

今回は、テレビやYouTubeで有名な、メンタリストのDaigoさんが日本で一番尊敬する人と本の表紙でも公言している、鈴木祐さんの著書である『最高の体調』の紹介をしていきます。

 

朝起きれない、仕事の集中力が続かない、感情のコントロールがうまくできない、つねに体調不良な人などたくさんの方がたくさんの不調や不満を抱えています。この本はそんな問題の共通項をあぶりだし、その様々な問題の根っこにある核の部分から解決する方法を「文明病」という考え方から解決していきます。

 

「文明病」「炎症」などさまざまな単語もキチンと解説していきます。

 

それでは、どうぞ!

 

 

 

最高の体調 ACTIVE HEALTH

 

明病とは

最新の研究では人類の基礎が形成されたのは約700万年前。そこから進化を続けていき、約1万年前に農耕生活に移る。つまり600万年ほど狩猟採集生活をしていた。太陽が昇れば起き獲物を捕まえ、家族や仲間たちと交流し、夜になれば寝る。そんな環境で最高のパフォーマンスを発揮できるように進化してきました。

 

しかし、現代の日本人はそんな環境にはありません。夜遅くまでテレビやスマホで寝不足、栄養過多や高カロリーな食事、運動不足、都会での大人数のコミュニケーションなど大昔では考えられない生活を送っています。そのため人間の体が現在の生活の形に追い付いていないのです。

 

つまり「文明病」とは、現在の生活に人間の進化が対応できていないために起こる現代特有の病気や症状のこと。

 

具体例

例えば、肥満。大昔ではありえないことでした。狩猟生活で毎回ごはんにありつけられるかわからない状況で、カロリーが低いものしかなかった昔。高カロリーなものを好むような進化をしてきました。今はいつでも好きな時に高カロリーなものを好きなだけ食べられます。高カロリーなものを好むように進化したのだからそりゃあ食べますよね。

 

そんな肥満は「文明病」の発症理由になるのです。

 

他には集中力の低下です。目の前にスマホを置いたグループと、スマホを視界から遠ざけたグループでどちらが集中力が持続するか検証したところ、スマホを近くに置いた方の惨敗スマホは大きな進歩ですが、それに追い付けていない人間の進化。集中力の低下は「文明病」のひとつなのです。

 

この本では「文明病」の原因を大きく2つに分類し、個別に対処法を書いています。一つは「炎症」2つめは「不安」です。

 

症と不安

 ここからは対処法について書いていきたいのですが、その前に「炎症」と「不安」について解説していきます。この2つを知ることでより「文明病」への理解が深まっていくかと思います。

 

炎症

転んでケガをしたとき、そのケガをした部分から液体が出てきて皮膚が赤く腫れあがっていく。これが「炎症」。有害な刺激を取り除こうとする免疫システムで、人間の進化の過程で備わった防御システムです。他にもアレルギーで鼻水が出たりするのも「炎症」。内臓脂肪も炎症を引き起こす。人間にとって内臓脂肪は「異物」。そのため免疫システムが作動する。

 

因みに現代の外国の部族の狩猟採集民は〈脳卒中〉〈動脈硬化〉〈糖尿病〉〈ガン〉にはかからず、炎症に由来する病気が存在しないとのこと。そこには「多すぎる」「少なすぎる」「新しすぎる」で分けられる昔との違いがあったのです。

以下に、そのものを単語のみで書いていきます。

多すぎるもの

カロリー

アルコール

オメガ6脂肪酸

人口密度

衛生設備

人生の価値観

少なすぎるもの

有酸素運動

筋肉を使う運動

睡眠

食物繊維

タンパク質

オメガ3脂肪酸

自然とのふれあい

深い対人コミュニケーション

他人への貢献

新しすぎるもの

加工食品

トランス脂肪酸

公害

インターネット

慢性的なストレス

孤独

仕事のプレッシャー

 

不安

昔の人の「不安」と今の人の「不安」は種類が違います。それは「はっきりした不安」と「ぼんやりした不安」の違い。

 

昔の人は、狩りにいき猛獣に襲われたとき、戦うか逃げるかの2択。食べ物が見つからないときは、探し回るか飢えをガマンするかの2択。病気になれば、休息しながら栄養を摂る1択。とにかく選択肢がない

 

それに比べ今の人は、仕事への不安、SNSでの攻撃的な書き込みやバッシングなど解決するための行動の種類が多く、選択肢が多い

 

つまり「ぼんやりした不安」はすぐに解決できずにずるずると長引いてしまいます。

この「ぼんやりとした不安」は

記憶力の低下

理性的な判断力奪う

死期を早める

という3つの問題がある。

そのため「ぼんやりした不安」少しでもなくしていく必要がある。

 

決法

上記で説明した「炎症」と「不安」を取り除くには、今と昔の違いを無くしていく必要がある。そのための解決策を紹介していきます。

 

自然との触れ合い

公園に行く、釣りに行く、バーベキューやハイキング。なんでもいいので自然を感じるとよい。室内に観葉植物をおくのも〇。ちなみに空気清浄機を置いて空気をきれいにするとよいとのこと。HEPAというフィルターがあればなんでもよいらしい。

ちなみに僕はシャープのKC-H50という空気清浄機を使い始めました。

 

 

こちらの空気清浄機を1ヶ月 使って感想を書きました。

こちらの空気清浄機をおすすめします。その理由はこちらの記事をご覧いただければわかるかと思います。

 

condom.hatenablog.jp

 

食物繊維の摂取

腸内環境を整え腸内細菌を増やすことで病気の改善に期待できる。早期死亡率、ガンの発症率、炎症性の病気などリスクが低下するとのこと。特に水溶性の食物繊維を多く含む食材がよい。

ゴボウ、寒天、海藻、キノコ類、オクラ、リンゴなどが多く含む食材の一例。他にもたくさんあると思うのでぜひ調べてみてください。

 

難消化性デキストリンやイヌリン、レジスタントスターチなど、粉で手軽に摂取できる商品もよいとのこと。

 

どれも、比較的安価で手に入る商品で、ビール会社から飲料が発売もされています。1本約5グラムの食物繊維が入っていて手軽に摂取できます。

 

 

価値を設定する

 今と昔では価値観に相違がある。昔は〈生きる〉〈産む〉〈育てる〉という簡単なものしかなかったのに対し、今は〈有名になりたい〉〈お金持ちになりたい〉〈好きなことで生きていきたい〉などたくさんの価値観があり未来がぼやけてしまっている。

 

価値観を設定することでぼやけてしまっている未来が晴れてくる。価値観を設定する方法は「もし自分がお金、仕事など欲しいものが全て手に入ったとしたら何をするか」を考えてみること。その答えが真の価値観とのこと。

この方法を使って自分の本当の価値観を設定してみてください。

 

とめ

  1. 「文明病」とは今と昔の違いから生まれた現代特有の病気。
  2. 「文明病」の大きな原因は「炎症」と「不安」
  3. その問題を解決する方法は「自然とのふれあい」「食物繊維の摂取」「価値観の設定」

みんなが感じている「朝起きれない」「集中力が続かない」などの問題を〈文明病〉という観点から解析していき、問題解決に改善点を教えてくれる本書。もし今、生活する上で問題点があるのであればこの本を読んでみることをおすすめします。深い内容で、読み飛ばすところがものすごく少ないです。(僕は本を読むとき3分の1か4分の1ほどしか読まない)

長くなりましたが、これでも全てを書けているわけではありません。ほんの一部です。

この本に興味を持った方はぜひ読んでみて下さい。

以上で『最高の体調』の紹介を終わります。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。